2009年2月26日木曜日

待てない、不安、恐れ

 今日はダメダメの一日ってほどじゃなかったけれども、やっぱり自分の弱点さらけ出しの日だった。長男の子ども保険の名義変更をしていたのだが妻がちょうどタイミング悪く検査で引っかかって告知書が一発で通らず、今日まで結果が出てこなかった。結果が出るまでの数日間の長かったこと。自分の中では告知書でひっかかって名義変更できなかったらどうしようという不安、そしてその場合の損失の大きさへの恐れ、こういう恐れが出て来るとビョーキが顕在化する。
 全くナンセンスなビョーキだと思う。「頭痛を治すために頭をハンマーで殴る」というそのもの。突然金が欲しいという欲求でパチンコに行く。不安や恐れを紛らわす方法にパチンコを使っている。結果的にはこういう行動は正反対の結果を生む。わかっちゃいるんだけど・・・・

 名義変更は結果的にOKが出てひとまずホッとする。まったく、結果が出るまで待てない自分。弱いなぁ。妻は本当にその点強い。結果が悪い方に出ても様々な合法的手段を使って徹底抗戦すると言っていた。そうなんだよなぁ、こっちがお客様なんだから何もびくびくする必要ないんだよなぁ。なのになぁ、弱いんだよ。なんだか後ろめたくて強気になれない自分。脳みその中では「解約」するなら借金を全額キャッシュで返した方がいいのかなぁとかどうしようもないことばかりしか出てこない。

 弱い、本当に弱いよ。

2009年2月24日火曜日

後ろ向きの発作

 なんだか久しぶりに「後ろ向き」の発作が出た。早朝覚醒でふっと前職場の様々な事柄にとらわれてしまった。銀行の名義変更だって本来職場の方がするべきことだったとか、児童の受け入れのことも俺は間違ってなかったとか、俺が買ったものも結局は俺が負担したんだし文句言われる筋合いじゃないとか・・・そういう過去へのとらわれ。

 やだやだ、こういう感情が出て来るとメチャクチャ後ろ向きになり、怒りや恨みが生じる。根っ子は結局自己正当化して自分をかばいたいと思う心に過ぎない。

 結局、「この結果は自分でもたらしたものなのだ」組織の弱さも自分で作ってきた結果であって、それは自分が退職することが一番組織を強くすることにつながる。つまり自分で自分を不要のものにしなければ、手放さなければ自分が殺されるし、組織も壊れるというところまで来ていたのだ。

 これからも時折出てくるんだろうな、「後ろ向き発作」
 もう過去の栄光は忘れ去ろう。自分にはまだ未来があるのだから、未来に向かって生きていかなきゃ切り開けるものも切り開けないよ。頑張れ自分!

2009年2月21日土曜日

なんだか一本抜けてきた

 最近好調!パチンコも止まっているし、自分と向き合うこともできている。
去年の今頃とは大違い。これが奇跡と言わずして何を奇跡といえるだろう?

 このプログラムはやはりすごい。AAの12ステップの効果は絶大だ。

職場とのしがらみや未練、これが断ち切れたのは大きい。今まで自分を縛り付けてきたものを「手放す」ということはとてもできないと思っていたし、実際からだの半身を切り裂かれる思いだった。けれども『手放す』ことで楽になった。自分はもうあの重い荷物を背負う必要がないのだと思うとなんと気が楽になったことか。仕事についてはこれからの中間施設からの提案に従って考えていけばいいことだ。

 自己破産も順調に進んでいる。気がかりなのは長男の保険の名義変更で手間取っていること。これさえうまく行けば何も問題はない。でも大抵こういうところで大きな落とし穴というものがあるということはこれまでの経験でわかっているから、どう転んでも仕方がない。あとは自分がこれからいかに有意義に生きて返していけるかにかかっている。

 実家のことはもう考えない。兄について言えば自業自得だし、彼を助けられるほど自分には余裕がない。母についても同じ。俺の借金のことでは相談しても何も反応しないのに兄の借金については一生懸命責任を果たそうとしている。相変わらずのイネイブラ。彼ら二人が今後どうなろうとも私は一切関わらない。せいぜい葬式にくらいは行ってあげようという程度だ。

 ミーティングも軌道に乗りつつあり、子どもを中心とした楽しい日々が続いている。自分には愛する妻がいる、息子が二人もいる。どちらもいい子達だ。なんて幸せなんだろう。この幸福を壊したくないし自分も生き続けていきたい。

 酒・パチンコ・カードローンはもうやだ。どれも自分にはコントロールできないもの、捨て去るしかない。貧しいながらもお金は余る。使わなければお金は溜まっていくものなのだと今更になってようやくわかるようになった。

 当面、お金をためる目的はスノーシューを買い換えること。目標額は6万円かな。一年先ぐらいの目標だけど、そのくらいの目標でいいんじゃないかな・・・。

2009年2月7日土曜日

生きる

 命短し恋せよ乙女・・・・自分が今もし癌で余命半年と宣告されたらどうするだろう。
 生ききることができるだろうか?
 生前給付金で遊びまくってしまうだろうか?

 だけど、やはり「人間」として生きていきたいな。
 
 今日は次男と遊びに行って楽しかった。すごくいい顔をたくさん見せてくれた次男。
 この笑顔を曇らせたくない。心に傷を負わせたくない。

 「パパ、だぁいすき」と言ってもらえる父親であり続けたい。

 今日一日を大切に生きていきたい。

 
 

2009年2月2日月曜日

自分は何も返していない

 つくづく思い知ったのは、自分は妻に対してまだ何も返していないということ。2002年の9月3日から始まった断酒生活では、彼女も私の辛さを思いやり、それまでの私の悪行も「病魔」のせいだと受け止めてくれていた。それから3年間は確かに私も「生きて」いた。仕事の厳しさ、家庭生活の制約を受け入れてそれに満足を感じていた。それなのに、2005年の冬から今日までの自分は何なのだろう?
 兄が倒れ実家が破産したということのダメージはそんなにも大きかったのだ・・・兄の生き方、倒れ方を実はうらやましがっていた自分がいた。恨んでもいたし怒りもあったけれども、それ以上に脳内出血で倒れて3ヶ月も意識不明になり、すべての処理を母親と私に押し付けて脳天気に生きている兄がうらやましいと思う自分、情けない。確かにこのときに自分を抑えていたタガが外れてしまった。それまではパチンコも時折やってはいたが、借金はしなかった。借金を一度始めると崩れるだろうと怖かったから。でもこのときに外れてしまったタガはカードローンの雪だるまのようなふくらみと、自分自身のどうしようもない崩壊へと滑り落ちていった。
 誰よりも妻を傷つけていたことに気がつかなかった。妻は私を信じていたのに私は裏切っていた。そしてつい先日もまた裏切った。妻に借金の金額や状態について正直になれたのは去年の9月になってからだったし、その間に額は150万になっていた。
 これから自分に何ができるのだろう・・・死ねば妻も息子もさらに一層傷つけることになる。しかし自分にできる恩返しは生き恥さらしながらもこつこつとお金を使わない、ギャンブルをしない、酒を飲まない生き方を積み重ねて、せめてこれ以上妻や息子たちに迷惑をかけないようにしていくことだと思う。
 次男が今年5歳。あと15年は生きよう。15年後のことはそのときに考えよう。とにかく無駄遣いをしないで真面目にこつこつ、今日一日を生きていく。自分に厳しくとにかく自分に厳しくだ。

 

2009年2月1日日曜日

狂気から正気へ・・・なんだか抜けたような・・・

 土曜日、酷いとらわれからスリップしてしまった自分だったのだが、妻にばれて非常に強い不信感をもたれてしまった。もちろん自業自得であるから仕方がない。でもその日の夜のミーティングで正直に自分の弱さとへたれさを分かち合えたところ、突然スイッチが切り替わっていった。なんだか今回はかなりすっきりした感じ。とらわれから解放されたような気分になれた。
 今日は妻は相変わらず不機嫌ではあるが、妻の偉いところは問題をまぜこぜにしないで、問題になっているところだけ・・・つまり病気のところだけを厳しく指摘するところ。ほかのことについては自分が普通にきちんとしていさえいればノークレーム。すごいなぁ・・・。俺だったら問題をあれこれまぜっかえして穿り返して全面否定とかしちゃうだろうに、そうはならない。正気とは彼女のような人間を意味するんだと改めて実感。自分も良くなりたい。正気になりたい。やればできると思う。