2008年12月19日金曜日

嵐の後

 心の中の嵐がようやく収まった。嵐の代価は10万円。自分を壊したい衝動を抑えるために(はたしてこれが正しい収め方とも思えないのだが)要した無駄金。どぶに捨てたようなものなのだが、でも結果として自分の内面の衝動は自分では抑制できないという事実を目の当たりにする経験をして、自分の無力を改めて思い知った。
 退職とか様々なプレッシャーに見舞われたときに訪れてくるこの衝動。もちろんこんな衝動が起きないような心の強さが欲しいのだが、今はまだそこまで到達できていない。次はこの10万円をどこから捻出していくかということが新たなプレッシャーとなってくるんだろう。悪循環だ。馬鹿げているし自分で自分が嫌になる。全部壊すか、いや、それもできない。だから中途半端ではどこにも行けないんだ。徹底的にやらないとね。自分の弱さの根源をたどっていかないと。
 たぶん、それは自分で自分の居場所をなくしていく生き方を求めてしまう本能的なものなのだと思う。自分の成育歴から思うに、「居場所が無い」という状態が自分の幼少期の姿なんだろう。でも居場所が無いことには人は耐えられない。だから「居場所が無い」から「居場所を作る」という方向に自分の思考を変えていかなければいけないんだと思う。「居場所がある」ということはそこに生じる責任を引き受けていくという覚悟が必要だし、「どんなことがあってもここだけは守る」という気概が必要なんだ。自分に欠けているのはこの「覚悟」と「気概」だと思う。そういう強さが欲しいと心から願っている。

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