2008年12月23日火曜日

後ろを向いて歩いていると電信柱にぶつかるよ

 そうなんだよ。後ろを向いてああだったのこうだったの、あれがいけなかった、これがいけなかったと愚痴ってばかりいると考え方が全部後ろ向きになってしまう。
 自分のこれからの先を考えていかないと。前向き前向き私のAAスポンサーもいつも口癖のように言う「前向きに生きなよ」って。そう過去は変えられないけど未来は変えられる。受け入れること、変えていく勇気。大事なことはここにある。

 最近見たDVD
 「三丁目の夕日」 高度経済成長の中の町工場の社長や戦争の痛手を背負いながら生きている医師、親に捨てられた子ども、親の入院費用のためにストリッパーに身を売った若い女性。すべて私たちの父母が通ってきた道だった。今では考えられないほど貧しかったけど、みんな「未来」を信じていた。未来を信じられない社会は病んでいる。

 「フラガール」 常磐炭鉱の相次ぐ事故、閉鎖の危機とそれによる失業への不安の中、炭鉱の町常磐を炭鉱の温泉で盛り上げようとフラダンスを売り物にした施設の立ち上げに奔走する若い女性たち。そしてそれに励まされて共に力をあわせていく男たち。どんな苦境の中でも未来を自分たちの手で切り開いていこうという勇気は一人の力でできるものではない。

 「怒りのぶどう」 スタインベックの小説の映画化だけど、ヘンリーフォンダはでくの坊みたいだけど、アメリカでも今の日本の非正規労働者の解雇と同じことが起きていた時代があった。叩かれても叩かれても立ち上がっていく農民たち。決して明るい未来が保障されているわけではないけれど、働くこと、生きることに必死に立ち向かうのが人間の本来の姿なんだと信じる気持ちにさせる。

 私はどうなのか・・・?自分の不始末で作った借金で汲々として自分勝手に苦しいと言っているだけじゃないか。退職金もくれるだけましじゃないか。これから自分で稼いで行けばいいんだ。働いて、仲間の中にいれば喜びもある。今、ここにある幸せ。それを大事にできないで何を大事にできるのか?

 もう後ろを向いて歩くのはよそう。過去の経験は未来に生かすためにある。自分の経験は新しい仲間たちに教訓になる。仕事でも同じだろう。明日に向かって歩いていこう。

0 件のコメント: